特別授業「コミュニケーションとは何か」

先週木曜日は、芸術表現・アートプロデュース(ASP)学科より伊達隆洋先生にお越しいただき、特別授業「コミュニケーションとは何か」を行いました。
映画基礎II(テーマ「社会・映画・自分」/山本先生、伴明先生、福岡先生/1回生)ABグループ合同の授業です。
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伊達先生の専門は臨床心理学。ASP学科では、主にACOPを通して生まれる学生の心理変化の分析に関わっておられます。
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今回の授業ではワークショップを2つ行いました。
ASP学科の1回生にも行っているワークショップです。


1つめは「みる・伝える」ワークショップ。

まず一枚の絵のコピーが配られ、その絵を見ながら、それがどんな絵なのか伝わるように、田舎のおじいちゃんやおばあちゃん(もしくは遠くにいる年齢の高い親戚、知り合い)に手紙を書きます。
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手紙を書き終えた後は、同じ机の人と交換して読み比べ、人との見方の違いを通して自分の見方(考え方)の癖、思い込み、見落としていたポイントなどについて考えます。
作品をじっくり見ているうちに、暗い印象から暖かい印象に変わったという人や、どこに置かれた靴なのか気になり始めた人、一対の靴ではなく、違う靴の片方ずつなのでは?と思い始めた人も。短時間見ただけでは見えなかったこと、考えなかったこと、分からなかったことの多さに気付きます。

ちなみにこの作品は、ゴッホの「古靴」。
論争が起きた程、色々な解釈のされている作品だそうです。


2つめは「聞く・応答する」ワークショップです。

3人1組になり、ふたりが対話をし、ひとりがそれを観察するというシンプルなワークショップですが、そこにひとつ、「発言する前に、相手が言わんとすることを確認する」というルールを加えます。
例えば、「あなたの好きなものは何ですか?」と聞かれた場合、「私の好きなものが聞きたいのですね?」と確認を取り、OKが出てから話を進めます。
この対話を4分程度と、観察者を交えてその対話で感じたことを話し合うことを1セットとし、対話者、観察者を入れ替えて3セット行います。
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1回目では「あなたの好きなものは何ですか?」「私の好きなものが聞きたいのですね?」というようなオウム返しの確認が多く聞かれましたが、2回目では極力オウム返しをしないで自分の言葉で確認する、3回目ではオウム返しは禁止、と進めるうちに、「明日は何をしていますか?」に対して「私に誘ってほしいということですか?」と確認する、というように、より刺激的な対話に変化しました。
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ただそのまま相手の言うことを受け取るだけではなく、次の解釈を作ってみる、想像(妄想)を駆使しながら積極的に一歩先に踏む込みこむことの面白さ、受ける側が何を見出すか、受け取る力の重要さに気付くことができました。

このことに気付くことで、作り手としても、受け手がさらに意味を見出すことのできる、隙間のある作品を作れるようになるのではないか、と伊達先生。

アートとコミュニケーションの視点からのお話でしたが、映画制作にも共通した、刺激的な授業でした。


ちなみに、伴明先生と飲み屋で顔を合わせたことが、今回の講義に結びついたとのこと(ASP学科に関わるようになったのも、伊達先生の上司とASP学科の先生が飲み友達だったところからだそうです。飲み屋って重要ですね)。


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おまけ

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今回は高校生も参加…ではなく、この日、1回生は「制服デー」(撮影などではなく、自主企画)だったそうです。

(池内)


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京都造形芸術大学 授業公開キャンパスオープン

2010年7月11日(日)

詳細は、本大学オープンキャンパスサイトにてご確認ください。
http://www.kyoto-art.ac.jp/blog-open/
 
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京都造形芸術大学 夏期コミュニケーション入学

2010年8月1日(日)、2日(月)
エントリー期間:2010年7月1日(木)〜22日(木)
※消印有効

詳細は、本大学ウェブサイトにてご確認ください。
http://www.kyoto-art.ac.jp/admission/
 

Filed under: 授業風景 — 映画学科 3:04 PM