澤井克幸「レジェンド・オブ・企画 VOL.2」直前インタビュー
来月7、8日に第2回公演「ゴジラ」の行われる「レジェンド・オブ・企画」。
そのレジェンド・オブ・企画 第1回公演で座長、第2回公演では企画・制作を務め、さらに、劇団にんげん福袋座長、「黄金花」出演…と活躍し、映画学科優秀学生賞も受賞した澤井克幸くん(4回生)にお話を伺いました。
─「レジェンド・オブ・企画」について聞かせてください。
先生たちに次の代に繋いでいける何かを残してほしいって言われて、僕が「福袋※」のメンバー以外で全学年に募集をかけて公演したのが、「レジェンド・オブ・企画」の第1回です。映画学科にずっと代継ぎで残していける劇団を作りたかったので、演出も代替わりしていくというか、1回目は僕で、2回目は水上さんなんです。出演者やスタッフも毎回オーディションも決めていって。三回目からは僕は手を出さないつもりです。
映画学科では色んな公演をやっていますけど、2回以上続いた劇団って、今のところ「福袋」しかないんですよ。
舞台公演って時間も結構とられますし、色々しんどいんです。そんななかで「福袋」は毎回ちゃんと収入もあって5回まで続いてきてる。そのあたりも評価されて、この前、賞(最優秀学生賞)をいただいたんだと思います。
続けていくことが一番難しいことなので。続けていくなかで学んでいくことができるといいなと思って「レジェンド・オブ・企画」を作ったんです。
─ 全学年に募集をかけたということですが、全学年を混ぜるということもコンセプトのひとつだったんですか?
やっぱり、1回生だけで芝居するより、うまいやつと芝居したほうがうまくなるんで、いい感じに混ざればいいなと思っていました。
今回、「姫オペラ」でかなり実力をつけた齋藤ひと美や、かなり演技力のある鳥居功太郎も参加していて、そんなやつらと全くできないやつが一緒にやってると、目に見えてメキメキ成長していくんですよ。上のやつも引っ張っていくことで、メキメキ成長してる。
どうなるんだと思ってたんですけど、結果的にすごく良かったですね。こんなにうまくいくとは思ってなかったです。
─ 2回目の演出はなぜ水上さんに?
前回の「熱海殺人事件」は4人だったんですけど、今回は19人と大人数なんですね。僕は大人数の舞台の演出はしたことがないんで、水上さんの隣について勉強させてもらおうと思って。今回は企画者、プロデューサーとして参加して、芝居以外のことを全部用意するっていうことをしています。
─ いつも稽古期間が短いですよね。
「福袋」の立ち上げ公演は、準備期間が6ヶ月くらいあったんです。そうしたらダラけてしまったんですね。だから2回目からは短期集中で。がっと3週間だけはバイトもなにも入れずにきっちりやって終わろう、と。レジェンドも稽古が始まったのは7月1日からなんで、稽古期間は1ヶ月ちょっとくらい。それの連続ですね。
みんな辛いとは思いますよ。実際体調崩すやつもいるし。
でもこのペースでやってけないと、外に出たときにやっていけないんじゃないかと。自分のために自分の時間をさくっていうことを、大学にいる間からちゃんと見につけておかないと、外に出ても使い物にならない。「福袋」のメンバーも最近は「このペースがいいよ」って言いますよ。
今はとにかく頭でっかちになる前に、やってやってやってやって経験値をためることが大事かなと。
─ 澤井くんたちの学年が、映画学科最初の卒業生になりますね。
「福袋」は年明け2月か3月にスタジオ21(本大学内小劇場)で卒業公演をしようかと計画しています。
第5回公演が高原(高原校舎内スタジオ)の機材で出来る限界のことをやったんですよ。次はこの大学でできる最大のことをして、去ろうじゃないかと。
次で高原からは出て、その次は外で。この前初めて東京で東京の劇団の芝居を見て、「「福袋」の芝居は通用する!」って本気で思ったんで、東京に持ってこうかと思っています。
僕も卒業したら東京に行きますし、「福袋」のみんなも東京に行くんじゃないかな。東京で舞台活動を中心にしながら生きていけたらと思っています。で、京都に帰ってきたときには、京都公演はここ(高原)でやろうか、と。
─ 映画学科はどうでしたか?
僕はすごく来て良かったです。人にも恵まれたし、「黄金花」にも出させてもらったりだとか、すごくいい経験をさせてもらいました。こうして毎月舞台やらせてもらってるのも、すごく恵まれてるし。
「映画学科」で「舞台」をやってて、最初はいかがなものかって感じだった先生たちも、最終的には評価してくれて、海象さんも舞台(劇団姫オペラ)を始めたり、何か先陣を切れたんじゃないかと思っています。
─「黄金花」はどうでしたか?
3回見たんですけど、最初はストーリーを追ってしまって「なんだこの映画は」って感じだったんですけど、見れば見るほど面白くなって、2回目、3回目では、ひとつひとつの画(え)が格好いいなって感動しました。
自分の演技を映像で見るのにも段々慣れてきて、でも、やっぱりお客さんに見られるのは緊張しますね。
─ 舞台と映画ではどちらが面白い?
どうかなあ…いやあ、もう、全く違ってて、どっちも面白いです。
やっぱり舞台なのかな。舞台はライブだから何が起きるか分からないし、ドキドキ感っていうか、反応が生で返ってきて、めちゃくちゃ緊張しますけど、むちゃくちゃ楽しいし…いや、どっちも面白いです。
─ 最後に、「レジェンド・オブ・企画」の見所をお願いします。
映画学科初の、1回生から4回生の全学年が入ってる舞台です。
違うレベルのやつらが、全員でスクラムを組んでいるパワーを見ていただきたいです。
稽古で毎日毎日見ていても、毎回毎回笑って泣けます。映画学科で一二を争う面白い舞台が出来ます。お楽しみに!!
(2010年7月20日 高原校舎Aスタジオにて 聞き手/編集:池内)
※劇団にんげん福袋
本学科俳優コース1期生(現4回生)有志を中心に
結成された劇団。澤井くんが座長を務める。
劇団にんげん福袋 ホームページ
http://ningenhukubukuro.web.fc2.com/
レジェンド・オブ・企画 VOL.2「ゴジラ」
作・大橋泰彦 演出・水上竜士
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8月7日(土)13:00~/18:00~
8日8日(日)13:00~
京都造形芸術大学 高原校舎Aスタジオ
詳細はこちらでご確認ください。
http://www.eiga-gakka.org/blog/?p=5258
(左から、伊藤菜月子、大西礼芳、関屋和希)




